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3月, 2022の投稿を表示しています

おすすめ栄養ジュース

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  おなか一杯に満たしてくれる超簡単健康ドリンクを紹介します。  今回使った材料 ・有機バナナ・・・体内の塩分を排出し、カリウムが含まれ、浮腫みの改善に ・きなこ・・・タンパク質、イソフラボン、大豆オリゴ糖、食物繊維などが豊富 ・牛乳(飲む ヨーグルト でもOK) ・黒ごま・・・アントシアニン、鉄分が豊富で老化防止、動脈硬化の予防に ・てんさい糖・・・善玉菌を活性化させるオリゴ糖が豊富 ・チアシード・・・高蛋白質、食物繊維、オメガ3脂肪酸、カルシウムが豊富 ・ ムクナ豆・・・Lドーパが含まれていて、ボケ防止に ・青汁の粉・・・食物繊維が豊富    作り方は簡単。これらを全部ミキサーにかけるだけです(お好みでチアシードは最後にかけても良いかと思います)。      バナナは陰性植物になるので、摂るならお昼位が良いかもしれません。  牛乳などの乳製品は、日本人の体質に合わないとする考えもあるため、私の場合は、1週間に1、2回程度摂るようにしています。これは個人の体質によって分かれるので、状態に応じて摂取するとよいでしょう。  これらの栄養成分から考えると、とても健康的で、超簡単。魔法のような健康ドリンクですね。ちょっと疲れて手抜きしたいときにさっと作って飲んでみてはいかがでしょうか。

不定愁訴と慢性疼痛 ~肩こり~

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  不定愁訴と慢性疼痛という用語には、混在する意味が含まれていて、臨床上、これらの症状に私たちがどのように対応すべきか苦渋するケースが多々あるかと思います。  これを呈する多くの方が、天候や気圧によって主観的に不快な刺激、感覚として表れるといわれています。また、その原因の一つとして、自律神経系の関与があると報告されています (池本ら, 2013) 。  先行研究によると、肩こり、腰痛、膝痛のなかで、特に肩こりが、さまざまな身体症状と関連していることがわかりました。  このことは、肩こりの症状が、他の症状から起きている可能性があると考えられます。  この身体症状には、次の30項目が不定愁訴として挙げられています。 ・目が疲れる 物がみえにくい 目が痛む ・耳が聞こえにくい 耳鳴りがする ・鼻血がでる ・歯茎の出血 ・声が嗄れる 口が乾く 飲み込み時の喉につかえる 咳がでる ・胃もたれ 食欲低下 腹痛 便秘 ・階段での息切れ 動悸がする 脈の乱れ 胸の締め付け感 顔面・手足がむくみやすい ・体がだるい 疲労しやすい 寝つきが悪い  加えて、肩こりは、男性に比べ女性の方が4倍もの数があったようでした。  肩こり・腰痛は多くの成人がもつ愁訴の一つであり、特に女性はもっとも肩こりを訴える傾向にあるといった見解もあります (汐田, 2021) 。  このことから、私たちが対象とする不定愁訴である、「肩こり」を有する方には、慎重に対応しつつ、どんな問題背景があるのかを注意深く探っていく必要があると思いました。  繰り返しますが、肩こりは、自律神経系を介して症状につながっているといわれているため、心理社会的ストレスとの深いかかわりがあることも視野に入れておく必要があると考えられます (汐田, 2021) 。  不定愁訴と慢性疼痛の問題を改善するためには、更に広い観点から調査し、分析していく必要がありそうです。    これを踏まえ、当店は健康心理学的視点として、さまざまな観点からデータを集め、主要な問題点を探っていきたいと考えています。

栄養満点のおやつ

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  どうしても甘いものを食べたいときに実施しているのが、ヨーグルト×フルーツ×チアシード×ムクナ豆です。  これにオリゴ糖を少し加えるだけで、ビフィスズ菌を増やすことができるといわれています。   ムクナ豆の成分は前回のブログで紹介しました 。意外とヨーグルトと合って食べやすいです。  そしてチアシード。これは必須脂肪酸の一つであり、腸を整える食物繊維、そしてタンパク質が含まれているというすばらしい栄養素を有しています。  どうしても我慢できないときは、これらをまとめて摂ることで満足感が得られそうです。  何よりも腸内環境を整えてくれるのがうれしいですね。  ただし、ヨーグルトは無糖で添加物がないものが良いとされています。砂糖を入れなくても、少々のオリゴ糖と果物で充分おいしく食べられます。  陰性食物に該当する果物だと体を冷やす可能性があるため、朝一番は陽性食物のものをとる方が良いかもしれません。

ココナッツオイルの効能

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   前回のブログ では、インスリンのお話をさせて頂きました。  あの栄養学で有名な白澤先生によると、長期にわたる高血糖状態は、糖尿病だけでなく、アルツハイマー病にさせるリスクを高める恐れがあります。  これにより、アルツハイマー病は、生活習慣病によるものではないかと考えられるようになりました。  ここでココナッツオイルのお話になります。ココナッツオイルは、強い抗酸作用をもつケトン体というエネルギーを合成する成分をもつようです。  ケトン体は、動脈硬化や認知機能のアップ、そして健康長寿に貢献すると白澤先生が主張されています。  ケトン体は、空腹時間をつくることによって、体内に現われるようです。一日一食の効果について言及している南雲先生も同じことをおっしゃっていますね。  空腹時間をつくりつつ、ココナッツオイルを摂取することが、ケトン体をつくるうえで非常に効率的になるようです。  この内容は、若さを保つという意味でも、心身の機能にも良い効果をもたらすことを示唆しています。好みによりますが、ブラックコーヒーに小さじ一杯のココナッツオイルを入れるととてもおいしく飲めます。  白澤先生の「 アルツハイマー革命 」、とても読みやすくわかりやすい内容となっており、健康に興味のある方にはおすすめの本です。

ストレスホルモン(コルチゾール)

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  人間がストレスを受けると、細胞に傷がついてしまうそうです。  そのため、傷ついた細胞を修復しないといけません。そこでコルチゾールという成分を体内で分泌します。 視床下部→下垂体→副腎でコルチゾールが分泌されます。  しかし、コルチゾールは血糖値をあげてしまいます。また、コルチゾールを傷ついた細胞に誘導しないといけません。  ここで膵臓が働きます。  膵臓によるインシュリンの働きによって、糖が細胞に誘導され、ストレスを受けた細胞の傷が修復されます。  心的外傷後ストレス障害(PTSD)を有する方のほとんどは、過去の記憶がよみがえるごとに強いストレスをうけることがあるようです。  このストレスが頻繁になってしまうと、膵臓が疲れ果て、高血糖状態が続き、やがて糖尿病のリスクが高くなってしまいます。  なるほど、糖尿病の方のイメージは肥満でしたが、なぜか痩せている人にも糖尿病を抱えている理由がなんとなくわかってきました。    そこで、コルチゾールはPTSDの根本的な問題となる海馬に、これ以上ストレスを与えないようにストップをかけます。    これでも海馬がいうことを聞かないと、コルチゾールが海馬に攻撃するようになってしまいます。  コルチゾールの攻撃は、徐々に海馬の機能を低下させていきます。  このことから、PTSDの方には、糖尿病と海馬機能低下のリスクを考えながらケアしていくことが求められると考えられています。  コルチゾールには、腰痛をはじめとする身体の痛み、睡眠等の不定愁訴などさまざまな要因と関連している可能性がありそうです。  日々かかわっている方の「コルチゾール」への見解は、治療を進めていくうえで、重要な要因となりそうです。  しかし、コルチゾールを測定するためには、費用と負担が大きいです。ストレスを客観的に簡潔に測定できるものがあるといいですね。

疲労の原因について

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  当店に利用される多くの方は、日々の疲れに悩まされていることが多いようです。    疲労に対しては、筋膜リリースやコンディショニングで整えることに加えて、根本原因についても明らかにしていかなければなりません。  疲労の原因はさまざま挙げられますが、当店では、主に次の4つに着目しています。 自律神経の乱れ 運動不足 食事管理不足 睡眠の質 1. 自律神経の乱れ  自律神経には、副交感神経、交感神経の両方がバランスよく働くことが大切だと言われています。このバランスが悪くなると、血液や臓器、脳の働きを阻害し、健康被害をもたらしてしまうといわれています。  副交感神経を優位にするためには、深呼吸が効果的であるといわれています。 当店スタッフの論文 によると、背部へのタッチングが呼吸を穏やかにし、緩徐な呼吸パターンによってリラクセーションの効果をもらたす可能性があることがわかってきました。  もちろん呼吸は、タッチング以外でも十分にコントロールできます。まずはリラックスできる環境にいることが大切かもしれません。  ぬるま湯のお湯にゆったりつかるのも良いかもしれません。アロマもリラックス効果があるといわれています。朝起きたときに水を一杯飲むと胃腸の働きが良くなり、自律神経が整うともいわれています。  その際に自身の呼吸がどうなっているか注目することで、よりリラックス効果を増強させることが期待されます。 2. 運動不足   代謝機能の重要な要因として、筋肉があげられます。  筋力を使う機会が減ってしまうと、代謝機能は低下し、体温も低下してしまいます。  不要な水分も排泄されないため、むくみも生じることがあります。  身体がだるい、疲れがとれないときこそ、適度な運動をとりいれることが大切かもしれません。 3. 食事管理不足  ストレスによって暴飲暴食が進んでしまうと、消化・吸収にエネルギーを注がないといけません。これにより、更に疲労を蓄積してしまいます。  適度な摂取量を心がけるために、1日3食原八分目を目安にする必要があります。また、添加物をできるだけ避けることが大切なようです。これが難しいですね。  したがって、どれを「摂るか」も大切ですが、人によっては、「どれを減らすか」が必要となってくることも考えられそうです。    1日一杯の味噌汁や ショウガ紅茶 は、血行を良...

AKA療法の実際

 当店では、腰痛、臀部痛、膝痛を訴える方に対し、AKA 療法を用いています。  本記事では、右腰部、臀部、膝の痛みを訴えた方への事例を紹介します。  個人情報保護の観点から、詳細な情報は割愛しています。 1.初期状態の評価  右腰部、臀部、膝に痛みを訴えて来院されました。AKA療法に基づく評価を実施したところ、以下の点が確認されました。 左股関節: SLR 制限、ファベーレの制限あり。 右股関節: ファダーフ症状疑い)の制限あり。 体幹: 右側屈時に左腰部に突っ張り、可動域制限あり。 2.治療アプローチと経過  上記の評価結果から、左仙腸関節の関節包内運動の制限が、右側の仙腸関節や下肢への過負荷を引き起こしている可能性を推測しました。  まず、左仙腸関節の滑走運動の改善を目的を、次に仙腸関節の離開運動を誘導しました。  治療後、右側屈時の違和感、左右股関節の可動域制限は軽減しました。右腰部、臀部痛はなくなりましたが、右膝痛は残存。  数分間の安静と歩行運動の後、若干の痛みは残るものの、右膝痛は軽減しました。これは、左側の柔軟性改善に伴い、右膝への負担が軽減されたためと考えられました。 3.原因の考察  左仙腸関節の機能不全の原因として、普段生活しているお部屋の構造に着目しました。対象者の方は、右側から起き上がったり寝返りを打ったりする生活習慣を送っていたとのこと。  そこで、左側からの動作を促すとともに、より体幹を意識した起き上がり方や寝返り方の指導を行っております。 4.今後の見通し  1ヶ月後にまたコンディショニングを行う予定であり、その際に効果の確認と、生活習慣の改善状況のチェックを行いたいと考えております。 5.当院の治療方針  当店では、AKA 療法による治療だけでなく、患者様の生活習慣や心理的な状況、身体疲労、睡眠状態なども考慮した包括的な治療を目指しています。