当店スタッフの論文がJournal of Ergonomic Technologyに掲載されました。

  この研究は、抗ストレス状態を表すレジリエンスの指標とリラクセーション指標との関係性および、これらの指標において看護師、リハ職、介護職の違いを明らかにしたものになります。










 結果としては、看護師のレジリエンスが最も低いことがわかりました。24時間患者にかかわる看護師と協調して患者にアプローチをしていくためには、看護師の心理状態も把握することも大切なことがわかります。

 











 この研究の対象は医療・介護従事者でしたが、身体との強い関連性が示されている患者のストレスを把握する手段としても、今後の臨床現場で活用する意義があると思います。










 今後は、さまざまな対象者に本研究で検証したツールの妥当性と信頼性を検討し、簡潔にレジリエンスの状態がわかるようになると、アプローチの工夫や広がりが期待できそうです。









 また、レジリエンスはリラクセーションと関連する可能性もみえてきました。







 リラクセーションの方法や考えは多様にあるため、現段階で具体的なアプローチについて言及できませんが、レジリエンスの高める一つの視点の方向性を示唆したものとなります。







 引き続きエビデンスに基づいたアプローチの実践ができるよう、研究にも力を入れていきたいと思っています。


論文:Comparison of resilience level among occupations and the relationship between resilience and relaxation in our recovery rehabilitation ward: a pilot study




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