脈圧について

  動脈の血圧は、末端に向かう程収縮血圧(上)はより高くなり、拡張期血圧(下)はより低くなる傾向にあります。











 これは、血管そのものの弾性の特徴によるもののようです。













 なるほど心臓に近いところで血圧を測定する場合と、末端で血圧をを測定するとでは、値が多少異なるんですね。














  ところで、血圧の計測項目の一つに脈圧というものがあります。
















 これは、上の血圧と下の血圧の幅を示します。上が150mmHg、下が90mmHgだとすると、脈圧は60mmHgになります。















 脈圧が20mmHg以下になると、脈が触れにくくなるといわれています。脈が触れにくいときは、脈圧がずいぶん低くなっている可能性があると考えることができます。
















 脈が触れにくい場合、心臓が送り出す血液の量が少ないと仮説をたてることもできるようです。そして送り出す量が少ないということは、生命を維持するために、頻脈が起こっている可能性も考えらえれます。













 バイタルの変動が大きい方には、常に脈圧を確認しながら、リハビリや運動療法を行うことで、リスク管理につながるものと考えられます。


心臓に近い位置から遠い末端に移動するたびに上が高くなり、下が低くなる


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