コロナを撃退 紅茶・お茶の効能について
最近、紅茶およびお茶の抽出物が、新型コロナウイルスの不活性化に効果的であるとする研究結果が発表されました。
この研究は、口腔内におけるウイルスの活性を低下させる可能性を示唆しており、飛沫感染リスクの軽減に繋がる可能性が注目されています。
1.研究内容の概要
Ishimoto ら(2022)の研究によると、紅茶やお茶の抽出物を用いることで、コロナの活性を効果的に低下させることが分かりました。この効果は、紅茶やお茶の濃度が薄くても発揮される可能性があることも示唆されています。
2.口腔内ウイルスへの効果
この研究は、主に口腔内におけるウイルスの不活性化効果に焦点を当てています。口腔内でのウイルス活性が低下することで、飛沫感染によるウイルス拡散のリスクを低減できる可能性があります。
3.身体を温める効果との関連性
紅茶には、身体を温める効果があるといわれています。身体を温めることで免疫機能が向上し、間接的にウイルス感染を防ぐ効果があることが期待されています。
4.ワクチンとの関連性
新型コロナウイルスワクチンは、血中抗体産生を目的としています。 口腔内や肺への抗体産生を直接的に促進するものではありません。 紅茶やお茶の摂取が、ワクチン接種による免疫獲得を補完するとは、この研究からは示唆されていませんが、 紅茶やお茶が持つ抗ウイルス作用が、口腔内でのウイルス不活性化に効果をもたらすことが期待されています。
5.幅広い年齢層への活用可能性
ノンカフェインの紅茶も存在するため、子どもから高齢者まで幅広い年齢層で活用できる可能性がありますね。
引用文献
Ishimoto, K., Hatanaka, N., Otani, S., Maeda, S., Xu, B., Yasugi, M., Moore, J. E., Suzuki, M., Nakagawa, S., & Yamasaki, S. (2022). Tea crude extracts effectively inactivate severe acute respiratory syndrome coronavirus 2. Letters in applied microbiology, 74(1), 2–7. https://doi.org/10.1111/lam.13591
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